※この記事は「肋間神経痛とは?原因や症状と治し方は?」について書かれています。
肋間神経痛というものを聞いたことはありますか?
読んで字の如く肋間神経という神経の痛みですが、どういうものなのでしょうか?
ということで今回は
- 肋間神経痛とは?
- 肋間神経痛の原因や症状と治し方は?
についてお話していきます。
肋間神経痛とは?
肋間神経痛という名前はあまり聞き慣れないものかもしれませんが、意外と起こり得るものではあります。
私たちのカラダには12対の肋骨があり、それぞれの間を肋骨に沿って走る神経を肋間神経といいます。
そして、何かが原因でその肋間神経に痛みが走るものを肋間神経痛と呼びます。
肋間神経痛とは一つの症状の名前で、風邪にとっての「咳」や「のどの痛み」のようなものです。
肋間神経痛の原因や症状と治し方は?
では、肋間神経痛はどういった原因で起こるのでしょうか?
肋間神経痛の原因は?
肋間神経痛の主な原因は
- ヘルニアなど背骨のあたりに原因のあるもの
- 肋骨骨折など肋骨に原因があるもの
- 帯状疱疹が原因のもの
- 理由がわからないもの
などがあります。
ヘルニアなど背骨のあたりに原因のあるもの
肋間神経は胸椎の近くから出て肋骨と並行に走っています。なのでヘルニアなど背骨の近くに何か原因が起こり肋間神経を圧迫、傷つけてしまうことで症状が出ることがあります。
肋骨骨折など肋骨に原因があるもの
肋骨に沿って走っているため、折れた肋骨などが肋間神経を圧迫、傷つけてしまうことで症状が出ることがあります。
帯状疱疹が原因のもの
ヘルペスに罹ると、治った後もヘルペスウイルスは体内に存在し続けます。
何らかの理由で免疫力が低下するとそのヘルペスウイルスが悪さをして発疹を起こさせることがあり、それが肋骨付近だと肋間神経痛につながることがあります。
理由がわからないもの
原因不明で起こることもあり、特発性肋間神経痛と呼ばれます。
肋間神経痛の症状は?
実際に肋間神経痛になってしまうと背中や脇、胸などに痛みとして現れます。人によっては腰痛や背部痛のようなものと間違えることもあるので注意が必要です。
よほど特殊な状況にならない限り左右どちらかのみにしか起こりません。
肋間神経痛の治療法は?
肋間神経痛が起こってしまった場合、原因によって治療法が異なってきます。
背骨周囲と肋骨骨折に原因があるものに関しては、その原因の治療過程で消炎鎮痛剤やストレッチなどのリハビリを行うことで、自然と神経痛の症状も落ち着いてくることが多いです。
帯状疱疹が原因のものの場合、早期の抗ウイルス剤が重要となります。遅れた場合、発疹後の神経痛の直りが悪くなる傾向にあります。
原因が特定できないものに関しては、神経ブロックが行われることもあります。
まとめ:肋間神経痛とは?原因や症状と治し方は?
肋間神経痛とは?原因や症状と治し方は?についてお話してきましたがいかがでしたか?
胸や背中が痛くなったとき、もしかしたら肋間神経痛かもしれないので注意しましょう。
気になる方はいつでもご連絡ください。