最近「ストレートネック」という言葉が一般にも浸透し、よく耳にするようになってきましたが、ストレートネックとはいったいどんなものなのでしょうか?
今回は
- ストレートネックとは何?
- ストレートネックの症状やチェック法と治し方は?
ということについてお話していきます。
ストレートネックとは何?
「ストレートネックなんじゃない?」
「ストレートネックかもしれない…」
など、最近は医学知識がない人でも良く耳や口にする機会の多いストレートネック。
ストレートネックとは、読んで字のごとく「首がまっすぐである状態」を指します。
「え、首ってもともとまっすぐなんじゃないの?」
と思う人も多いと思いますが、骨のレベルまで見ていくと違います。
首の骨は頸椎(けいつい)と言って、7個の骨が積み木のように積んであります。
そして本来、頸椎は弓矢の弓のように、前側にお腹が出るような湾曲をしています。
この湾曲が、日常の不良姿勢や負担によってまっすぐになってしまった状態を「ストレートネック」と言います。
昨今の生活環境の変化によってこのストレートネックと診断される人が増えているのです!
ストレートネックの症状やチェック法と治し方は?
ストレートネックがどんなものかはわかりましたが、ストレートネックになるとどんなことが起きるのでしょうか?
ストレートネックの症状は?
ストレートネックになると以下のような症状が起こりやすいと言われています
- 首や肩、背中の痛み、こり
- 頭痛
- めまい
- 耳鳴り
- 腕や手の痺れ、だるさ
- 不眠
首は本来の湾曲によって、ばねのようにして頭の重さによる負担をを軽減しています。
しかし、湾曲がなくなった首はその負担を軽減できないので、軽減できなかった分の負担を首の後ろにある筋肉で負担しなければならなくなってしまいます。
その結果、常に首の筋肉が緊張し、そこからつながる肩、背中までもこってきてしまいます。
また、さらに進むと頭痛、めまいや手のしびれ、不眠などの神経症状まで起こってしまい、そこまで行ってしまうと治すのに長い期間が必要になってきてしまいます。
ストレートネックのチェック法は?
「自分もストレートネックかなぁ…」
と思ったら、以下の方法でチェックしてみましょう。
- 床に仰向けに寝る方法
- 壁を背にして立つ方法
1.床に仰向けに寝る方法
枕のない状態で床に仰向けに寝ます。
この状態で
- 顎が前に突き出てしまう
- 首に痛みや違和感がある
などがあればストレートネックの疑いがあります。
2.壁を背にして立つ方法
壁にかかと、お尻、背中を付けて立ちます。
このとき後頭部をつけても首に違和感なく居られる場合は問題ありませんが、後頭部をつけるのが大変だったりきつかったりする場合はストレートネックの疑いがあります。
ストレートネックの治し方は?
ではそんなストレートネックになってしまった場合どうすればいいのでしょうか?
ストレートネックは首や肩、背中周囲の筋肉や関節を柔らかくして姿勢を変えていくことで改善していきます。
ご自宅だと首、肩、背中周囲のストレッチをこまめにやってあげたり、頭が前方に行き過ぎないように注意するだけでも、少しずつ改善が見込まれるのでやってみましょう。
まとめ:ストレートネックとは何?症状やチェック法と治し方は?
いかがだったでしょうか?
ストレートネックは誰でもなりうるものなので、日ごろからそうならないように注意していきましょう。
当院ではストレートネックで悩まれた方からのお声もいただいています。
ストレートネックが気になった方はラインでご連絡ください。