この記事は産後仰向けで腰が痛いのはなぜ？改善方法は？についてお話しています。
「出産後、急に腰痛が出てきた…」
「お産をしてから仰向けで寝るのがつらい…」
というお声をいただくことがよくあります。
なぜ出産するとこういったお声が増えてくるのでしょうか？
ということで今回は
- 産後仰向けで腰が痛い
- 産後仰向けで腰が痛いのはなぜ？
- 産後仰向けで腰が痛いときの改善方法は？
についてお話していきます。
産後仰向けで腰が痛い
出産はカラダへの負担がとても大きいので、産後に体調を崩される方がとても多いですよね。
むくみが…
頭痛が…
抜け毛が…
など、様々なお悩みを伺うことがあります。
また、出産後には子育てが待っています。
子育ては姿勢の悪さや抱っこなど、今までにない負担が腰に襲ってきます。
そのため、「産後に腰痛になった」というお声がどうしても増えてしまうのです。
そしてその中に「仰向けになると痛みが増す」というものがあります。
こういった腰痛は一体なぜ起こってくるのでしょうか？
産後仰向けで腰が痛いのはなぜ？
産後には腰痛になる原因がたくさん潜んでいることはお話ししました。
では、「仰向けで痛くなる」というのはなぜ起こってくるのでしょうか？
それは
「反り腰になってしまったから」
です。
出産をする際、赤ちゃんが出てきやすいように骨盤が開いてきます。
そのときに骨盤の背中側の壁を作っている仙骨という骨の下側も開いてきます。
そうなると、仙骨の上にある腰椎という骨との間で反り腰ができてしまうのです。
また、出産では腹筋の筋力も低下してしまうので、反り腰を助長してしまいます。
さらに追い打ちをかけるように、長時間の抱っこで疲れないように、子どもを腰の上に乗せるように抱えることが多くなります。
この姿勢がとどめとなり反り腰になっていってしまうのです。
こうして完成した反り腰は、仰向けで寝るときに「腰が浮く」状態を作り出してしまいます。
この腰が浮いた状態はいわば「常に腰に負担がかかっている状態」であるとも言えます。
常に腰に負担がかかっている状態となると…腰が痛くなってしまうのもわかりますよね。
では、どうすれば産後仰向けで腰が痛いのが改善してくるのでしょうか？
産後仰向けで腰が痛いときの改善方法は？
産後仰向けで腰が痛いのを改善するためには、反り腰を戻していくことが大事です。
産後の反り腰は主に
- 産後の骨盤の開き
- 産後の筋力低下
- 産後の負担と姿勢の悪化
の3つが大きく影響します。
これらの改善が反り腰の改善、ひいては産後仰向けで腰が痛くなくなることにつながってくるのです。
では具体的には何をすればいいのでしょうか？
産後の骨盤の開きの改善
出産により開いてしまった骨盤を閉じるには、骨盤矯正を受けるのが最も簡単で効果的だと思います。
自身で行う方法もありますが、開き方にも個人差があります。
産後女性のカラダは特に繊細なので、細かな違いなどの微調整は自分では難しいからです。
産後の筋力低下
出産に際して、女性の筋力は低下してしまいます。特に腹筋や骨盤底筋群に関しては顕著です。
これらは文字通り筋トレで改善することができます。
特に体幹の内側にあるインナーマッスルを鍛えてあげることは、反り腰の改善に大きく貢献します。
産後の負担と姿勢の悪化
子どもの抱っこなどの産後の負担とそれに伴う姿勢の悪化については、旦那さんが替わってあげることや抱っこ紐・ベビーカーの使用などの対策を講じることができます。
また、抱っこ姿勢を一定化させないなども一つの手です。
まとめ：産後仰向けで腰が痛いのはなぜ？改善方法は？
産後仰向けで腰が痛いのはなぜ？改善方法は？
についてお話してきましたがいかがだったでしょうか？
産後仰向けで寝るのが痛くなってしまったら一度試してみることをお勧めします。
それでも改善してこなければ、早いうちに専門家に相談してみましょう。