この記事は
妊娠中や産後にお尻が痛いのはなぜ?原因と治し方は?
についてお話ししています。
出産に際して女性のカラダにはたくさんの負担がかかり様々な症状が現れますが、その中でもよく聞くものの一つに「お尻が痛くなる」という症状があります。
「これまでお尻が痛くなったことがないのにどうして?」
「どうしたら楽になるの?」
と頭を悩ませる人も多いはず。
そこで今回は
- 妊娠中や産後にお尻が痛くなる症状は?
- 妊娠中や産後にお尻が痛くなる原因は?
- 妊娠中や産後にお尻が痛くなったときの治し方や対処法は?
ということについて触れていきます。
妊娠中や産後にお尻が痛くなる症状は?
妊娠中や産後になってくるとお尻が痛くなってくることがよくあります。
どういうものかというと…
- 妊娠中、特に妊娠後期や産後に起こりやすい
- お尻のほっぺたに痛みが出る
- 痛みは脚の方に走るように出ることもある
- ビリビリ、ピリピリ、ズキズキといった痛みやしびれがある
- 左右両方に出ることもあるが、片方だけの場合が多い
- 座り続けていると痛くなる
- ずっと立っていると痛くなる
といったものです。
これらの症状のうち1つだけ当てはまることもあれば全部当てはまることもあり、症状の程度は個人差があります。
ただし、こういった症状が一つでも現れてきたら注意が必要です!
早めに適切な対処法を試みることをお勧めします。
妊娠中や産後にお尻が痛くなる原因は?
では、妊娠中や産後にお尻が痛くなってしまう原因は何なのでしょうか?
それは
- 骨盤の開き
- 臀筋の緊張
- 姿勢の悪化
などが主な原因であることが多いです。
1.骨盤の開き
妊娠中、特に妊娠後期になると、出産しやすくなるように骨盤が外側に開いてきます。これは骨同士を繋ぐ靭帯という紐(または帯)のようなものが、リラキシンというホルモンの影響で柔らかくなるところによるものです。
骨盤が開くことによって、骨盤の外側を通る神経を圧迫したり引き延ばしてしまったりします。それにより、お尻に痛みを生じてしまいます。
2.臀筋の緊張
妊娠および出産をすると、骨盤が開いてきます。それによって立位の維持のために臀部の筋肉をいつも以上に緊張させなければいけなくなります。
臀部の筋肉が緊張すると、その間を通る神経が圧迫され、お尻に痛みを生じます。
3.姿勢の悪化
妊娠中、特に妊娠後期にもなるとお腹がかなり大きくなってきます。また、出産後も赤ちゃんの抱っこをする機会が非常に多くなります。そうなるとこれまでよりも腰を後ろに反らさなければ立位が維持できなくなります。
また、授乳姿勢などでもお尻の負担が大きくなり、お尻を通る神経を圧迫してしまったり、引き延ばしてしまいます。結果、お尻に痛みを生じてしまいます。
妊娠中や産後にお尻が痛くなったときの治し方や対処法は?
では妊娠中や産後にお尻が痛くなってしまった時、どうすればよいのでしょうか?
妊娠中や産後のお尻の痛みは、その原因を排除してあげることで根治が可能です。
つまり
- 骨盤を閉じてあげる
- 臀筋の緊張を緩和してあげる
- 姿勢を改善する
などが挙げられます。
具体的には
- 骨盤矯正をする
- 臀筋のマッサージやストレッチをする
- 姿勢矯正や意識改善をする
といった行動で改善していきます。
まずはご自身で臀筋のストレッチや意識改善を行いましょう。初期の症状であれば、これだけで十分改善できます。
改善が見られなければ骨盤矯正や姿勢矯正が必要になります。繊細な施術が必要になるので、プロに頼むほうがよいと思います。
まとめ:妊娠中や産後にお尻が痛いのはなぜ?原因と治し方は?
妊娠中や産後にお尻が痛いのはなぜ?原因と治し方は?
についてお伝えしてきましたがいかがでしたか?
妊娠中や産後のお尻の痛みは早ければご自身でも改善できるものです。症状が重くなる前に対処しておかなければ治るのにも時間がかかってしまうので、早いうちから対処して、我慢しすぎないようにしましょう。